知立の伝統のお祭り(春・秋)特集

UPDATE:
2024/04/01 (月)

知立まつり

ユネスコ無形文化遺産に認定された「知立の山車文楽とからくり」

知立神社の祭礼で、毎年5月2日・3日に開催され、1年おきに本祭(ほんまつり)と間祭(あいまつり)が交互に行われます。
本祭では5つの町から勇壮な5台の山車が奉納され、山車の上で文楽(人形浄瑠璃)やからくり人形芝居が上演されます。からくり人形が浄瑠璃に合わせて物語を演じること、山車の上で人形浄瑠璃が演じられることは全国的にも珍しく、国の重要無形民俗文化財に指定されています。また平成28年(2016年)には日本が誇る祭礼「山・鉾・屋台行事」がユネスコ無形文化遺産に登録され、「知立の山車文楽とからくり」も認定を受けました。人形だからこその表現で物語に惹きこむ文楽やからくりや文楽は国内外問わず、見るものを惹き付けます。

【開催日】毎年5月2日・3日
【開催時間】各町により巡行時間が異なります
【開催場所】知立神社ほか市内各所

遍照院「善の綱奉納」

1年に1度、見返弘法大師に結縁できる善の綱

弘仁年間(810年代)、弘法大師が関東地方に巡錫(じゅんしゃく)をする途中に逗留し建立したとされる 弘法山遍照院。弘法大師は出立の際に庭前の赤目樫で自身の座像を三体刻み、その内の一体 は根元の部分で刻んだ大きなもので、やや右を向いて振り返っている姿であるため見返弘法と呼ばれ、遍照院のご本尊とされたといわれます。ご本尊は1年に1度、弘法様大師の御命日である旧暦の3月21日に御開帳され、御手から善の綱が張られます。この五色の綱に触れることはご本尊に触れることを意味するため、多くの方が遍照院に訪れます。

【開催日】毎年4月下旬~5月中旬(旧暦の3月21日)
【開催時間】当日昼まで
【開催場所】弘法山遍照院

秋葉まつり

境内を照らす迫力の手筒花火奉納

知立神社の末社の一つである秋葉社の祭礼です。かつては境外の南に祀られていましたが、昭和34年(1959年)9月の伊勢湾台風の日最後に現在地へ遷座されました。まつりは毎年9月中旬の日曜日に開催され、昼間は市内6町の若衆が玉箱をかつぎ、長持唄を歌いながら町内を練り歩きます。やがて夕方になると知立神社に宮入りし、手筒花火の奉納が行われます。若い衆が手筒花火に付けられた縄の握り手を掴んで円陣をつくり、一斉に点火されて燃え上がる炎は7メートルを超える高さ。大迫力の勇壮な手筒花火奉納を是非ご覧ください。

【開催期間】毎年9月中旬の日曜日 ※毎年変わります。
【開催時間】※年によって変更される可能性があります。
◎昼の部 10:45頃~
◎手筒花火奉納 19:00~
【開催場所】知立神社及び周辺道路

遍照院「千燈供養祭」

お寺の境内を照らす数千の灯明

開山から約1200年の歴史を誇る弘法山遍照院では、弘法様の御命日である旧暦の8月21日に千燈供養祭が開催されます。千燈供養祭では、奉納された1,000基を超える灯籠に火を灯し、柴燈大護摩を焚きくほか、当日はご詠歌・住職・信教徒のお練りがあります。また、前夜に灯籠に施主の名前を記して吊るして火を灯すと、境内は灯籠でいっぱいになり、幻想的な風景を楽しむことができます。

【開催期間】毎年9月または10月(旧暦の8月21日)
【開催場所】弘法山遍照院

※各種行事において、内容の変更や中止・延期される可能性がございます。

pagetop pagetop